加工風景

Processing

加工風景

作品、半製品を作りやすい様に切り出された宝石珊瑚の原木。

赤や白やピンクなど様々な色や形があります。

原木の自然の形をいかに無駄なく生かすのか。
ダイヤカットや高速回転円板を使用して細工に不必要な枝突起を取り除き材料の大取りをします。
この工程には熟練と材料を見分ける目が必要です。
又、手先の感覚によって形を整え研磨していく手法は古来から変わっていません。
珊瑚の魅力は100%すべてナチュラルです。形状、色、質、用途等を考え合わせて図柄のイメージをつくります。
イメージした図柄に合わせて原材料に図柄をデザインして形どりをしたり、原木や荒切りした素材にデザインをほどこします。
先端にダイヤモンドのついた工業用ハンドグラインダーで花の細部を彫っていく。型はなく頭のイメージだけで作業を進めます。
ルースについてもほぼ同じ作業を行って形を整えますが、珠であれば、おおよその珠の直径に近い大きさで縦横同じ位の長さに切断します。
カボションについても同様に厚み、長さを合わせます。

※ハンドグラインダーの先端
作品や加工内容によって荒切り、荒彫り、中彫り
仕上げ彫りなどの工程によって使う道具も変わってきます。

どの様な商品を作りたいか、珊瑚がどの様な作品になりたいのか、常に珊瑚と対話しています。
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